NHK「うまいッ!」たけのこマカロン収録秘話

2018年9月19日

先日放送されたNHKの「うまいッ!」朝早い放送だったのでそんなに反響はないかなと思いきや、たくさんの『見たよ!』の声をいただきました。

放送後すぐに連休に突入したこともあり、ゴールデンウィークの間常に『たけのこマカロン』ありますか?というお客様でにぎわいました。(例年ゴールデンウィークは暇なお店なので、少し油断していたため商品が少なかったことをお詫びします。)

さて、ほんの数分間のプチ・ラパンの紹介でしたが、実は2日間合計4時間くらいかけて撮っているんです。では少しその時の思い出話をお聞きいただきましょう。

収録秘話

タレントさんのお話し

今回取材に来ていただいたのは食材ハンターの『カブトムシゆかり』さん。お名前をうかがって、すっかり芸人さんだと思ってました。何でもやる系の・・・・。

いらっしゃったのはごくごくフツーな、どちらかというとかわいいお嬢さん。ブログなどを拝見していると無類の虫好きでかつ、パチンコ大好き女の子だそうです。

・・・・・私、虫大嫌いでパチンコはお店に入ったことすらない。ま、バラエティー番組でないしNHKの情報番組、そもそもケーキの取材に来はるのに私が絡みを気にする必要は全くないのですが。。。

撮影のメインはプチ・ラパンの『たけのこマカロン』の製造過程。たくさんのパーツでできている当店の『たけのこマカロン』なので、パーツもそれぞれで味わってもらいたい。基本的に関西のおっちゃんおばちゃんは「円はん!食べていきぃなぁ!!」の精神にあふれてますので。

ところがこれがNG。一口口にした時の最高の表情を撮るために、完成品につながる素材は最後の最後まで口にしちゃダメなんですって。一生懸命こちらが美味しさを説明して、それを聞いて、カメラマンさんがとっている間、タレントさんはず~っとお預け状態。2時間くらいだったかなぁ。

よく食レポで、口に入れた瞬間『おいしぃ~!』ていうやつ、ウソやろ!って思ってましたが、きっと我慢の限界やったんやろうなぁって思います。

スタジオのキャイ~ンの天野くん、ずっとお預け食って出てきたのがうちの『たけのこマカロン』、錦水亭さんのでっかいたけのこ食べたかっただろうなぁ。なのに一言目が「マカロンんのクオリティが高すぎて」って、お世辞分差し引いてもうれしすぎます。惚れてまうやろ~!!

少し、石坂浩二さんの気持ちがわかったかも!?

まぁ、プチ・ラパンの時間はそんなに長くはなかったですし、製造過程がメインですので、黙々と作業をこなすパティシエさん。

でないことは、プチ・ラパンの常連度が高い方ほど良くご存じなはず。

お店で『たけのこマカロン』について語っている時だけでなく、調理場での作業中もず~っとしゃべってました。

しまいにディレクターさんが一言。「TOMシェフ、ちょっと作業に集中していただけませんか!」

NHKってそんなにかたくない!?

撮影はディレクターさん、カメラマンさん、アシスタントさん、カブトムシゆかりさん、京都放送局のアナウンサーさん、私の6人でした。

先述のようにず~っと話し続けていた私、だけでなく誰かが話ししていたのでほんとに楽しい調理場になりました。編集用にいろいろ撮っておくのだと思いますが、その場でこんなんできます?じゃぁこれの方が良くないですか?とかを雑談の間に挟みながら撮影が進みます。

みんなのテンションがかなり上がってきたときに、カメラマンさんの電話が鳴ります。先方はどうやら上司のようです。打ち合わせらしきやり取りの最後に「だから、違いますって、撮影中!」って聞こえてきました。

あとで聞くと、あまりに笑い声などが鳴り響いているので、『宴会中』と電話を切るまで勘違いされたままだったらしく、切る間際に「まだ早いんだから、ほどほどにしとけよ!」と言われたらしいです。

普段の撮影ではありえない現場だったのでしょうか?!

プチ・ラパン、いえ私が目指すところ

放送を見て思った事。

(たけのこ加工会社、小川食品社長の)小川さんずるい。

再現VTRなんか撮ってる。あれやりたかった!!

私の挑戦はまだまだ続きます。

朝ドラに出演するその日まで。

 

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